トップページに戻る

 

−Diary−

−2004.12.07−
 ふひー超いそがしいーっ!!

やあサイバトロンの戦士の諸君! 元気にしてたかな?
こちらはスタッフ一同ハイテンション!! 流行風邪ものともせず、いつ果てるかわからない風前の灯火パワーでなんとかマスターアップです!

今回、内容も去る事ながら大変なのはアフレコでして……いやあスゴイですね!!いろんな意味で!
とにかく今回は皆さん最高の熱演というか、エロシーンのボイス数が全体の半分以上を占めてたんでもうクタクタでした。チェックしているこちらも聞くだけで疲れてしまう、そのくらいの熱演!

というか過激なシーンの収録を快く請けてくださって、ワタクシもう平謝りです。
ごめんなさいごめんなさい。そしてありがとうありがとう!

今回も予算とか予定より超オーバーしちゃったり、前作しょっぱかった(まあ、理由は皆さんの想像にお任せです……)反動で、スタッフが鬼気迫るムードになっていて、開発中はめっちゃ怖かったです! はっきり言ってガンの飛ばしあい! 最初に決めた規模から大分でかくなっちゃった分、買う皆様には価格以上に楽しめてもらえるんじゃないかと信じております。いや多分。かもしれない。

…………性癖が合えば、だけど…………
なんか内容のほうもなんか、例によって良くも悪くも想像を超えた産物になっていますんで、ちょっとそこだけが心配です。
皆さんこんなにハードコアにしちゃってついてこれるんでしょうか……

はよコミケが待ち遠しいです。


−2004.08.26−
 新なんて滅多にしないこのページですが、更新がないのはスタッフが忙しい証拠で、次の作品が出るんだなあと思ってくだされば幸いです。で、なんで更新してるかというと、まあ色々大人の事情がありまして……。製作は進行中なので一応安心です。

 次回作ですが前作「ぱにっく〜」でギャルゲーぽい事をさんざんしでかしたので、僕らの中ではむこう数年はギャルゲーはお腹一杯ということになりまして……そんなわけで次回はハードコア一直線を目標とし、シナリオライターに「淫辱ノ禍実」のTANA氏を再度お迎えしました!

 とりあえず今イベントCGを塗っていますがしょっぱなからこんな感じなので、エロエロさ加減では作るほうとしても先が楽しみです。
詳細はまた後日ということで…


−2004.05.01−
レヴォに来ていただいた皆様、ありがとうございました!!

 実に2年ぶりくらいの参加でしたが、いやはや広いスペースというものはいいものですね。
ただ、思ったよりもお客さんが少なかったらしく、ご挨拶先のサークルさん達も有明会場のメリットに少し首をかしげておりました。

 今回は発売は延びる、体験版にバグを出す、プレス元に迷惑はかける。挙句アンケートフォームのURLを間違って記載する。などもうミス続きで……
 いやはや、長期大規模の開発の、気の抜けなさを思い知りました。

というわけでせっかくアンケートを答えようとして、違うページに行ってしまった皆様、申し訳ありませんでした。
対策として、同じアドレスにアクセスすると、アンケートが選べるように作っておきました。
これでなんとかなればいいのですが……

さて、こおこ最近すっかり陳謝と言い訳ばかりしか書いてないような気がしますので、少々雑談でも。

スタッフ一同コンバットデジQに夢中です。
いえ話すと長くなるのですが……無事マスターアップが終わって今月の仕事もひと段落。疲労を癒していた僕はふと、PS2とモンスターハンターが欲しくなったわけですよ。

そこで、トイザラスに行ったのですが、いやあPS2て高いんですね!
ソフトと本体、ネットワークパックとか色々あわせると4万円はするんですよ!! 平時ならいざしらず、制作費を出し切って銀行口座はオケラ、このままじゃ来月の生活もあわや……のような僕にしてみればふざけるな! わかりやすい尺度で言えば6吟の冴、5円チョコに換算すれば8千枚ですよ?! 1日1枚食って22年間チョコを食いっぱなしにできる換算です。

そうだ、これは画質がいいだけのPSOだ。もう散々楽しんだじゃないか。
無理に無理を重ね自分を納得させ売り場を後にする自分ですが、2ヶ月ぶりに開発から遠ざかり、折角おもちゃ屋まで来たというのに手持ちぶたさで帰るのもつまらない。

そう考えながらぶらぶらと売り場をぶらついていると、いつの間にか目の前はラジコンコーナーになっていまして。
ホホウ、最近のラジコンというのはかくも小さいのですか、これなら我が家でも走らせることでできそうですな……と思って買ってきたら、それが大フィーバー!

砲塔は動くし悪路もスイスイだしで、かなりの期間片付けが行われてない我が家でも楽しく遊ぶことができました。
いやあ、たまにはTVゲームから離れるのもいいものですね。


−2004.04.16−
 皆様ご無沙汰です。気になっていた未来日記を直す暇もなく、ずっと仕事に明け暮れておりましたが、この度やっとマスターアップが無事に終わりましたので、雑記も更新できるようになりました。もう2004年だから安心ですね。

 そういえば。僕こと神保ひとでが今年3月でめでたくもなく三十歳を迎えたのを皮切りに、私ども朕ソフトは何とスタッフ全員30歳以上という、非常に高齢化社会に突入しました。
中年オタクが揃ってエロ同人製作。こうして語感だけ取ると人間のダメの部分を集約した響きですね。

 そんなショックを受けていた折、マスターアップを終えた僕は仕事中のだらしない生活を直そうと鏡を見たのですが、そこで改めて疑問が沸いてきたのです。

「こいつ、誰だ…………?」

 この1年、余りにただれた生活をしたせいか、目の前に写る人間が自分だと気付くのに、少々の時間を要したのですわ。
何が酷いって、以前割れていた腹筋の部分に、何故かつまんで引っ張れるでかい餅がくっついてるんですよ!

 アームストロング中佐の妹とお見合いできるよう、常日頃鍛えていた僕の自慢のマッスルバディが、長い引きこもり生活の中で見事に脂肪に変換され、体重なんか7kg増加しておるではないですか!!

もう等価交換どころじゃない増えようですね。チョイ・ボンゲを選んだはずなのにチャン・コーハンですよ。早くなんとかしないと一生語尾に「〜デブ」を付けて喋らないといけない生活を余儀なくされますデブ。

というわけで、そんなダメ人間が作ったダメなゲーム、いよいよ工場入りです。
お楽しみに!


−2003.12.26−
 半年以上のご無沙汰ですが、いかがお過ごしでしょうか。

下記で冬には新作が出せそう、とか申しておきながら、思いっきり作品の製作を延期してしまいました。
 イベント合わせで新作が出せないこと、まことに申し訳ありません。

本来、時期的には冬には間に合ったのですが、シナリオ、作画ともソフトそのものの品質が著しく悪いという未曾有の危機に晒され、修正箇所のチェック泣く泣く完成の延期をした次第でございます。

完成のほうは春、レヴォ合わせを予定しております。
来年より、逐次新作の情報は公開いたしますので、それまでお待ちいただければ幸いです。


−2003.04.29−
 毎度毎度なかなか更新しないこと山の如しの朕ソフトHPですが、更新が滞ってるおかげで、構成員各員の仕事はとても捗っており、おかげさまで何とか冬までに新作が出せそうです。

 レヴォに出るんだから何か出さんかい!とお叱りの声も聞こえてはきそうですが、ごめんなさい、レヴォにも夏にも何も出せそうにありません。

 その半年以上先の次回作品の事に少々触れておきますが、想像通りのものが出来上がれば、これまでの趣旨とまた違ったヘンなものが出来ること間違いないのです(苦笑)
 ただ、先日交流掲示板の方にも書かせていただきましたが、内容はかなり明るいものになると思います。

 高岡さんちから内緒で、彼のスケッチブックをかっぱらってきました。
キャラの原案をちょっとだけご紹介…

まだまだ先の話ですので、内容のほうはちょっと内緒です(笑)  作り手の勝手気ままな気分で、いつもデタラメに作業しておりますので、出来上がったものがどのくらい皆様の気に入るかはわかりませんが、どうか長い目で見守ってくだされば幸いです。


−2003.01.07−
 今回、朕ソフトのゲームが濃すぎてお困りの諸君へ、他所様の紹介ですまんのですが、非常にいいタイトルを発見したので無許可で勝手にご紹介しておきます。

タイトル「おれのなつやすみ」
(私立さくらんぼ小学校さん製作)

12歳のお兄ちゃんを5年生の亜理朱ちゃんと2年生の花梨ちゃんが尽くしてくれるというとんでもない脳汁溢れるゲームでして、ロリ属性ない人でもお話が面白くてついついやっちゃいます。

とにかく楽しくできるエロゲーとして、当管理人は非常に喜んでプレイしており、属性ないのに目覚めてしまいそうなくらいで、いやはやこれが原因でロリもの作りたくても賞味期限切れになったらどうしてくれましょう!ええいさくらんぼ小学校さんめー!とかなりメラメラとあこがれの炎を燃やしてましている次第でございます。

近いうちショップで委託されるそうなので、みんな買えよ!


−2002.12.31−
 祭りの夜から一夜明け…

コミックマーケット参加者の皆さんお疲れ様!
サークルに来訪してくださった方々、どうもありがとうございます。

 こちらもショップ分を残し無事完売し、スタッフ一同喜びを分かち合っているところですが…
いままで張り詰めていた状態から解放されたので、どうも今朝から鼻が止まらず体もだるく…
どうやら思い切り風邪をひいた模様です(笑)

 今回の作品はアンケートの方、非常に楽しみです。
何せどこのソフトメーカーさんもできなかった試みをやってみたので、果たしてそれが是なのか否なのか…

 まあ何にせよ、プレイして下さった皆様から、いつどんな悲鳴が上がるやら…
買ってしまって思い切りご趣味でなかった方には申し訳ないですが(苦笑)

 今回の開発ではシナリオのTANAさん、原画の深水さんと集まって詳細を決めたわけですが、コンセプトは維持しながら、できるだけ多くの方に楽しんで頂けるようにと、アマチュアながら精一杯を尽くしたつもりではございます。

 しかしながら性的趣向がそもそもキワモノというのは如何ともしがたいところだし、作中のお話運びなどに関して遣り残しがある感があるのは事実。
 毎度の事ではありますが、ああ、もっとこうしていれば、ここはもっとこういう展開で…と、バランス周りで特に気を配れなかった後悔が…

 そのあたりご不満を感じましたら、容赦なくアンケートに記入して頂ければ幸いです。余すところなく参考に致しますので、是非よろしくおねがいします。

 ええとそれから…バグの事を少々…
今回またしてもバグを出してしまいました。CGモードで一部閲覧できないカットが出てしまい、出荷した後に気がつくという失態を出してしまった事、深くお詫びいたします。
年が明けてスタッフの正月休みが終わり次第、早急にパッチを作りますので、どうかご勘弁下さい。


−2002.12.07−
 そしてイベントシーン完成して無事のうひーん!イエーイ!

 毎度の事ですがこういうデカイ同人作りながら仕事ともなると、とかくハードでストレスが溜まります。
 ひどい時は胃炎の為に3日くらい寝込んだり、あと体重が4kgも太ったりともうロクな事ありませんです!

 でゲームが完成した途端、モリモリ体調がよくなるもんだから人間不思議なものです。長い禁酒生活を破り、久々の酒を満喫しまくるひとで工務店です。

この引きこもってデブ化した情けない腹とソフトの出来が比例してくれるかどうか、それは全くもって不明ではありますが、これだけは言えます。

うわ、やべえもん作っちまった!

 もう毒も猛毒です。作り手一同これで自分の趣味は抑えて手加減したとかデタラメを抜かしておりますが絶対ウソ!
俺ら今後一生仕事来ないんじゃないかとの変態露出ぶりですよ!
でまあ、完成して安心したのも束の間既に次の仕事、次の企画が待ってるわけでして…
いよいよもって、好き勝手やんのも命がけですなあ…トホホ。

 何にせよ今回は評価は分かれるでしょうが、特にSEを増やしてみました。
 ネタバラシっぽくなりますが、今回ゲームの「液体」の音がとにかく多く、持ち前の音だけでは足りないので、少しフリー素材集を買い足して強化したのですが…

使った素材集が「RPG・ホラーゲーム効果音」

 エロシーンも「RPG・ホラーゲーム効果音」です。ええもうふんだんに使用致しました(笑)エッチな音の筈なのに素材の解説には「骨をねじ折る音」とか「頭を潰す音」とか書かれててかなり笑えます。
こんな変なマッチを考えるとなんだか音効さんになったみたいでちょっと面白いですね。

 途中液体がたれる音なんか「崖から岩が崩れる音」を加工して作りましたwまあ素人なんでザ・放尿!というわけにはいきませんが、こういう近似値の音の作り方もあるもんだと勉強になりましたわい。

 何にせよ、無事にイベントで売れるといいです。皆様の来訪お待ちしていますねー


−2002.10.31−
 あ、いや、お久しぶりです。実に1年ぶりの新作ということで、もうこのHP誰もチェックなんかしていないのではないでしょうかと心配です(苦笑)

 今年の夏は訳ありまして、活動をお休みしておりました。
 まあざっくばらんに言えば全員三十路前後のいい歳こいたオッサンが、仕事ほっぽりだして作れるもんには限界があるとでも申しましょうか。

 まあ前作「新入生」の製作が余りにも苛烈を極めたため、もう一回ゲームを作ろうという意欲が、悉くスタッフから消滅していたのも事実でありますが…
 おまけに高岡氏は新居への引越しを控えた挙句仕事一本丸々延ばしっぱなし、やまもと氏は連載が一本増えたせいで多忙といった有様。

 僕はと言えば、大口の仕事の為に全国駆けずり回って塗り屋さんツアーだってもんで。
まったく、この商売ほしい時はひまなのに、忙しい時はなんでこう受けきれない程来るんだか(笑)。

 てなもんで久々に沈黙を破って出す作品、スタッフも内容もガラリと一変しまして、朕ソフトではむしろ異色、というか誰の目から見ても異色な様相の作品となったわけです。

 例によって企画は深水氏とTANA氏と共に、飲み会で盛り上がって勢いでそのまま作っちまったソフトとなるわけですが、スタッフ一同「打倒魔法少女アイ+!」くらいの勢いで挑んだはいいが、打倒どころか該当する敵がいないくらいの変態路線を余裕で突っ走って、ある意味変態もののパイオニアというかパイオツというか、一般的な臨界点突破しちゃってるというか、今後こんな激しいゲーム作る奴はいないんじゃないでしょうかと。

 既に企画段階で毒物な部分だけをピックアップした蠱毒のような存在で、製作サイドは今更(企画が上がったのは今年の4月)ながら生まれたての小鹿のように不安で身を震わせながらやっちょります。

そして例によってイベントシーンの完成はまだ予定つかず!
はよ楽になりたいですなあ。


−2002.01.14−
 あれから雛子も人並みの得票があったようで何よりです。

 さて、掲示版やアンケート等でも取り上げられていますので、今回は朕ソフトがどのようにソフトを制作しているか、等をご紹介しましょう。多少長文ですが…。


まず集まって企画を練ります。
 初回の企画会議は至ってシンプル。30代のオッサンが3人、温泉につかって酒を飲みながら、自分がやりたい相手としたいプレイを列挙します。シナリオについては一切議論されません。

 次に数日置いて、再び温泉につかって酒を飲みながら、それぞれのやりたい相手の共通点から、それにふさわしい舞台を用意します。ここでもシナリオについては一切議論されません。

 その後1ヶ月ほどかけて、電話連絡など交わしながらあらすじを完成させます。とはいえ大半はシナリオのやまもと氏に一任、残った2名は横から自分の欲望を吐き散らすだけで打ち合わせどころか邪魔ばかりをします。


 そうして出来上がったシナリオは、客観的に見てどうなのか、ゲームとして盛り上がるかなど、再び温泉で会議した後、やっとあらすじの完成です。ここまでだいたい1ヶ月半かかります。


 ここから3人は別作業に入ります。やまもと氏はそのまま本文作業に。高岡氏は大概この時点で商業誌が切羽詰まり本業に復帰。自分に関してはシナリオの穴、シチュエーション的に盛り上がりの足りない部分を今一度チェックしながらやまもと氏と打ち合わせ、それにあったシステムを机上で構築します。

 これと同時進行でやまもと氏は、あらすじをシーンごとにまとめたフローチャート表を、自分のところに送信します。このフローチャートを参考に、仕事を終えた高岡氏と図案が被らないように打ち合わせの元、制作期間から逆算した原画総数が決定されます。塗りに外注が必要な場合、この時点で予定を建て、事前に発注です。

 この辺りから、原画を待ちながらシステムを制作する作業に入ります。大概ノートPC片手に多摩川の河川敷で打ち込みです。朕ソフトのゲームは、機能ごとにシステムを分離し、細かいシステムや、小さなシーン単体でも起動できるように作るという規則があります。だからエロシーン以外のシーンやタイトルはほとんど河川敷で作られています。ただ近所の交番から、たまに職務質問されます。

 同時進行でやまもと氏はシナリオ本文を、シーン単位でバラバラに作成します。必ずしも上から順にではなく、書きたいシーンから進めるようです。高岡氏と自分は平行作業でひたすら原画です。立ちキャラは最優先で原画が仕上げられ、やまもと氏へイメージサンプルとして送られます。


立ちキャラが仕上がるまでにおよそ1ヶ月。大体この辺で全員が飽きてきます。
寿司を食い荒らしたり温泉旅行に行ったりして英気充填です。


 この辺りでやまもと氏と高岡氏は仕事で抜け、仕事サイクルの違う自分が一人で調整に入ります。この間にこのままのスケジュールで平気か、外注は足りているか、足りない原画はないか、シナリオに破綻はないか。
 必ず全部あります。スケジュールは間に合いません。外注は少ないです。原画は50%にも満ちません。シナリオは辻褄合わないとこだらけです。自分は呪いの呪文をつぶやきながら、抜けの多いポイントをまとめたり、あまりに納期が間に合わない場合泣く泣くシナリオの変更をして、全体の尺を短くしたりもします。勿論、自分のミスはこの時点で隠蔽します。


 この時点で制作から3ヶ月。この制作が夏合わせで冬の作品がある場合、この時点で次の原画やシナリオがスタートします。段々打ち合わせが喧嘩気味になってくる辺りです。


 ここから2週間ほどしてやまもと氏のシナリオがだいたい完成し、外注に出した立ちキャラの原画が帰ってきます。シナリオは残り2名に手渡され、シチュエーションやシナリオの意思の疎通が取れているかチェックし、違っていた場合原画、シナリオのどちらかが訂正されます。高岡氏は同時進行で立ちキャラの仕上げを、自分は同じく立ちキャラの仕上げと、このシナリオを完成したシステムに組み込み、それぞれのシーンの演出のチェックに取り掛かります。ここで作った演出は本決まりではありません。
 同時に両名の原画作業は75%が完了、塗りも50%が完了しています。


 ここまでで4ヶ月。いよいよ合成作業です。もう自分がエロ製造機械ではないかと疑うくらい毎日性器を描きまくっています。


 作業は大概、商業仕事の多さの違いで高岡氏が一番遅れます。原画という特殊な作業ゆえ、一切の手伝いはできません。残りの2人はラフスケッチを組み込んだ仮稼動版の制作に取り掛かります。メッセージ枠に併せた文章の整形と、簡単な誤字脱字のチェック、表現のおかしい部分など、ここで全て洗い出します。

 この辺りで動作ロジックのバグが大量に出されます。自分はこれがEXEのバグなのか、システム設計ミスなのかを判別し、プログラムの高橋氏にバグ報告を行い、可能なら直していただきます。大概手遅れです。
 対処しきれない点はシステム側で制限をかけたり、近似の動作を作成してフォローします。


 ここで4ヶ月半が経過しました。もう今日が何日で何曜日とかも気にならなくなってきます。


 ここから更に2週間、完成したり途中であきらめた完成画像が組み込まれ、ようやくテスト用、いわゆるβ版の完成です

 この後高岡氏、は溜まった仕事を片付けに本業復帰。やまもと氏も溜まった仕事を片付けながら並行作業で、デバッガと共にバグや誤字洗いのテストプレイに入ります。本来なら自分も参加して3人でやりたいところなのですが、自分で設計したものを自分でデバッグしてはいけない決まりになっています。この期間で自分は溜まった仕事を片付けながら、やきもきした気分ですごすことになります。
 大概この時点で、A4サイズの紙20枚近い誤字とバグが出ますので、1週間以上たっぷりと期間をかけてテストを行います。バグが出ればテストはその分延長されます。

この間、プレス屋さんには詫びの電話を入れ、ひたすら待ってもらっています。

大概、デバッグ作業の終了と同時に高岡氏の仕事が完了します。プレス屋さんには高岡氏がバイクで納品しに行きます。明らかにスピード違反の超特急ですが、そうでもしないと間に合いません。


 これでソフトはようやくの完成です。自分はこの後、HP用のテスト版の制作に取り掛かります。テスト版に関してはあまりデバッグは行いません。完全なセルフ作業です。

 このようにしてソフトは作られているわけです。うちでは制作期間の6割くらいがチェックとミーティングに割かれているのですが、他ではどうなのやら。自分らの効率の悪さを暴露したみたいでなんともトホホな気分ですが、皆様の要望とあって回答しておきました。参考になったでしょうか(苦笑)


−2002.01.06−
あけましておめでとうございます
 発送に次ぐ発送、イベント案内…朕ソフトの業務もやっとひと段落して、ようやく正月と呼べる時間がやってきました。
 尤も高岡さんは阿吽の〆切で元旦から仕事、やまもとさんはぎゃざの〆切で元旦から仕事、僕もアンソロジーの〆切で元旦からネーム切ってたりと、本業持ちな3名は暇なんかあったものではありませんが(苦笑)

 さてさてそんな鉄火場の中、毎回楽しみにしているのがアンケート集計です。
 元々調査機関として発足した朕ソフトでは、自分たちがお気に入りのキャラは世間的にどうなのか、そのへんの思い入れが3者3様で異なります。

 ライターのやまもとさんは、グラフィッカー2人の勝手気ままな意見をキャラにまとめて書く上、自分の好みも入れるわけなので正に地獄なのですが、そうこうして作ったキャラには3人の思惑がさまざまに込められているわけです。あんましアンケート人気の低いキャラが自分担当だったりすると、それはもう哀しいわけです。

 さて、そんなこんなで、仕事の折りを縫い、「ああ、そろそろアンケートも集まってきたかな」と楽しみの集計結果を開いて見ましたが…
なんと「お気に入りのキャラ」評価の項目、雛子の票がゼロ!

 な、なんですとー?!

実は雛子ちゃんはスタッフ内でも一番の難産。造形から性格設定まで、それはもう細かいミーティングをして作ったキャラなうえ、僕(ひとで)的に「ああ、このキャラ一番可愛いね!」とかなりイチオシ気分で作っただけに、ショックでかい事山のごとし!

泣きながらリロードを連打してもゼロ!ゼロ!ゼロ!

め、面倒見のいい後輩って嫌いですか…?!わしの夢が、わしの夢が、うわーん…


−2001.12.10−
 HPの更新もできない位忙しい時期も終わり、ようやくとマスターアップが完了しました!

想像してたよりいろいろと変わってしまった出来にはなったものの、まぁ一応の完成と見ていいでしょう…ただ…システムが複雑なのでバグが怖いですが…(汗)

 リリース前にこんなこと言うのもなんですが、とにかく難産でした!逃げようと思ったことは1度や2度ではありません(笑)おまけに水害にもあったりして…(詳細は僕のHPを参照)
 アニメーションなんてアの字も知らない状態から、全員が理解を示して製作に当たれるころには作業も大詰め、すでに〆切に間に合わない状態でした…トホホ。いやはや、本当によく完成したものです。

 今回、うちのソフトにしては珍しく、遊びっぽい要素がまったくないのは不安ですが。イベント販売の折には是非ご来場くだされば幸いです。


−2001.08.30−
 夏もすっかり終わりが近づいておりますが、相変わらずの湿気ですねー。 コンピュータなんて発熱物体を真横に置いて作業していると、死にたくなります。

ここんとこ全員が妙に忙しく、恒例の温泉打ち合わせに行く暇もなく。高岡氏に至っては仕事が修羅場で時計と格闘せねばならない身分だそうで…いやはや仕事があるのはいいことですが、追い詰められるのはどうかと思うもんです…

 新作の話をちらっと…

冬の新作ですが、実は夏コミ前から既に製作にかかっていますが、既にこのままでは完成しないくらい大ピンチです(笑)どこで何を間違えたのでしょうか、いやはや動画というのは大変ですね。しかも先日秋葉原にインクを買いに行くついでにエロゲー屋さんに寄ったのですが、zyxさんの新作「chain」がえろうよく動く出来で…かなりヘコみながら帰ってきましたです。トホホー。

 まぁ、開発規模も売価も違うものですから比較してもアレなんですが、うちらもそれなりに、なんとか動くことのメリットをうまく出せればなぁー。なんて思ってますですよ。

以上、いいわけでした。あーはよ原画終わらせたいようー。


−2001.06.12−
 只今、夏の作品のシナリオをチェックしながら、色を塗り、スクリプトを打ってる最中でございます。結構修羅場ですね(汗)
恐らく高岡、やまもと両名も今ごろは修羅の真っ最中の事でしょう。

夏に何をするか、色々悩んだのですが、作品コーナーにもございます通り、前作のキャラで一本の話を作ることにしました。今回は初めての自サークル参加ということで、前作をやってなくても全然関係ないくらいの勢いで、場面も内容も変えてあります。ストーリー詰める際の1つの難題でしたわー

「前作ではできないエロシーンをふんだんに盛り込もう!」というコンセプトの元、若干羽目を外したおかしいシチュエーションを盛り込んだつもりですが…最近のエロゲー、とかく内容がハードですからね。僕らくらいで実は標準以下かもしれませんね。
まぁ、強姦しっぱなしで終わりとか、酢浣腸とか、そこまで激しい事は致しません(笑)詳細は見てのお楽しみということで…。

で、ただ前作と同じキャラ使ってってだけじゃ手抜きかと思われるので、今回はちょっと気合を入れて、冬に出す予定のゲームの体験版なぞを盛り込もうかと思っております。
こっちも内容はお楽しみ。何せまだプログラムが稼動段階に入ってないからね…。成功すれば、ちょいと他所のサークルさんがやってないような事、実現できるやもしれません。

そういや、冬のソフトの評価が気になる自分は、Googleなんかで何気に「朕ソフト」で検索をかけてみましたが、あんまりボロクソに言われてないようでほっとひと安心です。ただ総じて「グラフィックが…」というお話が多いですね。耳の痛い話です。

確かにウチとこは、他のサークルさんに比べて、圧倒的に塗りやキャラ造形が野暮ったい節がありますね。これでもグラフィック担当の高岡・ひとで両名は、一生懸命やってはいるつもりなのですが、いやはや専門にイラストをやってる方にはやはりまだまだ敵いませんね…。勉強になるコメントでした。
今回はせめてイベントだけでもと思い、少しだけですが、クオリティ重視に勤めてます。皆さんから見て違いがわかるような結果が出てればうれしいですけどね。

あ、あと「車掌」も「社章」に直しておきました(笑)


−2001.05.27−
 5/15日、その日はうちの近所に健康ランドがあるという情報をキャッチし、一路中原街道を南下し、川崎市はトキワ健康ランドで定例会議。

 以前から、会議を風呂でやるのに対しては、実は若干の抵抗があった。
理由は実に単純でエロ話を第三者にモロに聞かれるというのが、この上なくみっともないからだ。

しかも、あまつさえ平日の昼である。周囲はタクシーの運ちゃんか土建屋の方々か、はては定年を迎え悠々と生活をしているご老人ばかり。そんな中ガタイもよく、ともすれば犯罪者ヅラの30代がエロ話に花を咲かせているという光景はどうにも不気味である。

てなもんで、われわれに必要なもの、それは個室である。

今回のトキワ健康ランドは風呂こそその辺の戦闘並とは言え、小規模宴会場もあるんで、実質個室として利用できるすばらしい場所だ。

てなもんで宴会場を借りて会議と相成り、いやはやこれで猥褻用語言い放題と安心するも束の間…

「ねぇ、注文何にする」
「俺、中生」
「俺、梅酒、ロックでね」

すでに会議じゃねぇ(´д`)

てなもんで飲んだくれてゴロゴロと横になりながら自称会議は進行するのであった…


−2000.04.26−
実は僕ら、主要な打ち合わせは必ず健康ランドや温泉でやり、時には全裸でサウナで「総理、この男ですが…」「うむ!牙をつきたてろォオ!」などとのぼせた頭で押し問答、時には風呂あがりにつまみをついばみながらへべれけになるまで飲んだくれて会議と、それはもう自堕落な会議っぷりで…

いや、既に会議でないかも…

てなもんでこの前は箱根の温泉なぞにつかってリラックスですわ。いや箱根最高イエー!

おわり。